・イノシシは、イノシシ科に分類される鼻が非常に敏感で神経質な動物である。

・雄の体長 110-170 cm、雌 100-150 cm。肩高 60-90 cm、尾長 30-40 cm。体重 80-190 kg

・全身茶褐色から黒褐色の剛毛で覆われる。指の数は前後ともに4本で、2個の蹄を持つ。

・扁平になった鼻の力はかなり強く、雄で70 kg以上、雌でも50-60 kgもある石を動かすことができる。脚力も強く、1 m 以上の高さを助走もなしに跳び越えることが可能である。しかし立体感のあるものは苦手で、斜めに立てられた柵は越えることができない。

・生息地は低山帯から平地にかけての雑草が繁茂する森林で、餌を求めて人家近辺にも出没する。

・基本的には昼行性で日中に採餌のため徘徊するが、人間活動による二次的な習性で夜行性を示す。

・泥浴・水浴を好み、その後は体を木に擦りつける行動が観察される。これはダニや寄生虫を落とすための行動だが、雄の場合は同時に縄張りを誇示するマーキングの意味もあると考えられる。また、泥浴は体温調節の役割も果たす。